
久々のアップは先日7月25~26日の1泊2日で行ってきた世界遺産「峨眉山」です。元々青空がそんなに多くない成都ですが、ココのところお天気続き。気温も高めで厳しい暑さですが、お天気良ければよしということで行ってまいりました!
峨眉山は五台山、九華山、普陀山とともに中国仏教の四大名山の一つで、1996年に世界自然文化遺産に登録されました。
地場の旅行会社がやってるセット旅行の場合、行きたい場所や宿泊先も決められない上、同じく世界遺産に登録されている「乐山」とのセットが多いので今回はフリーで。「乐山」はすでに行ったので今回はサンセット、サンライズに期待して行ったのですが・・・。


成都の新南门车站からおよそ2時間半、峨眉山の入り口である「报国寺」というところに到着。さぁロープウェイに乗るのかとおもいきや、ココからさらにバスで移動しないといけません。しかもバスを降ろされたところからこのバスターミナルにたどり着くのに迷いました。わかりやすい標識もなく、外人さんにはちょっとハードル高いですね~。このターミナルで往復バスチケット(90元/人)を買います。ちなみにチケットは距離に関係なく3回分なので、目的地に近いバス停へ2回降りることが出来ます。



ゲートをくぐってさらにおよそ30分程度走るとバスで登れる終点ターミナルに到着。今回はココのホテルを取りました。予約時は「頂上までのゴンドラ乗り場まで600m」ということだったので予約。2日前に予約したこともあり安いところは満室で、結局788元/室でした。内装は若干手直しをしているものの、レベルは低めで割高感あり。
朝7時前に自宅をでてココにチェックインしたのが14時頃。つまり成都市内からでも片道7時間以上はかかるということになります。結構遠いですね~。







結局ロープウェイの運行時間が18時までということで、この場所でサンセットを見ようと思えば歩いて下山しないといけないので諦めてロープウェイに乗る。下りは55元/人。
日が落ちる時間が20時前後なのでせめて21時までは運行してもらいたいもんですね。

ホテルの場所まで戻りサンセットに期待しながら先に晩飯を。場所が場所だけに選択肢はなく、数件並んだホテルがやってるレストランへ。中国は「観光地において美味しものはない(競争がないので飲食店の努力はなく、高くても客は我慢して食べるしかない。)」というのがコレまでの経験でわかっているので、とりあえず無難なメニューで。
案の定、大して美味しくもなく、四川料理の割には辛くもなかったですね。



前日の夜は近くの店でビールを買い込んで早めに就寝。売店はそこしかなく夜10時までなので、部屋のみがお好きな方はお早めに。^^
そして翌朝は前日日の出が見れそうな場所をチェックしていたので5時半頃から待機。しかしながらこの日は薄曇りでコレがいっぱいいっぱい・・・。結局、今回は残念ながらサンセット・サンライズは拝むことが出来ませんでした。

ホテルをチェックアウト後、早速2日目の目的地へ向かいます。登ってきた道をまたバスで途中まで戻り、「万年寺」というところへ。(最初に買ったバスのチケットの2回目乗車ですね。)
万年寺へは歩いても登れますが、かなり時間と体力がいるのでまたロープウェイに乗ります。昨日と同じく上り片道で65元/人。上の地図の「您的位置」から左斜め上の場所が万年寺。その後は西方向へ歩いて移動するルートを選択。最終のバスのりばまではおよそ10km近いアップダウンを覚悟しなければなりませんが・・・。^^;

ロープウェイを降りてまもなく目的地の「万年寺」に到着。ものすごい人と、下山までの時間を考えた際に余裕が無いという判断で中には入りませんでした。
峨眉山八大寺院の一つで、明時代から「万年寺」と呼称され、四川省の重要文化財に指定されているそうです。





目的地の「清音阁(QingYinGe)」の到着。ココでもかなりへばってきたのと時間の関係で中には入らずそのまま次の目的地へ向かいます。



そしてココが目的の「一线天(YiXianTian)」と呼ばれるところです。以前に重慶の「地缝天坑(DiFengTianKeng)」というよく似たようなところへ行ったことがあったので、正直大きな感動には至りませんでした。ただ水のキレイさは本当にびっくりデス!

この先を更に突き進んでいくと「峨眉山生态猴区(EMeiShanShengTaiHouQu)」という野生の猿が見られるエリアがあるのですが、途中で挫折して引き返すことにしました。というのも、さる使いが観光客に猿と一緒に写真を撮る商売をやりまくっていましたので、正直ちょっと興ざめしてしまいました。野生と言いながらコレは良くないですよね~。

ということでひと通りのコースを回りバスのりばへ向かったのですが、ココからがまた遠い。三輪車などが待ち受けていましたが、ここからの距離が検討つかずでヘロヘロになりながら「五显岗(WuXianGang)」というバスのりばに到着。そこから成都へ帰るためのバスターミナルへ向かいます。

スタートした「报国寺(BaoGuoSi)」についたのが16時過ぎ。時刻表を見ると、成都へ行くバスは9時から2時間おきの5便しかなく、最終が17時発だったので結局ギリギリということだったんですね。17時前についてホッとしましたが、コレ逃したらどうやって帰ってたのかとちょっとゾッとします。ちなみに帰りのバス代はなぜか50元/人。
無事バスに乗り、ココから行きと同じように2時間半ほど揺られ成都市内に到着。かなりハードな2日間でした。若干の反省点といえば、
① この時期よりも冬のほうがキレイ。
(お知り合いの方が雲海があって日の出を見るのはサイコー、と。)
② ホテルは高くても「金頂」に取ったほうが価値あり。
(結局歩いて登らないとサンセット・サンライズが見れない。)
③ 時間には余裕を持って、しかもバスの時間は必ずチェック。
といったところでしょうか。
今後、このブログを見て峨眉山へ行かれる方がいらっしゃれば、是非参考にしていただければと思います。
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