
皆さん、今年の春節休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?
前回のブログでもアップしましたように今年の春節休暇は心なしか寂しい感じのする休暇です。この休日の間、日本へ帰国する方、他国へ旅行へ出かける方など多くいらっしゃったかとは思います。
春節期間はNoCCSもお休みをいただき、2日半!?ですが「桂林」のほうへ旅行へ行って来ましたのでアップします。ご興味のある方の参考になればと思います。
まずは桂林市内へ

1月31日(春節)の午後に出発し、2月2日(日)の夜に戻るというスケジュールです。当日は西安経由のトランジット便なので桂林のホテル入りが21時過ぎと、移動のみの半日ですね。実際の観光は2日目と3日目の正味2日間でしたがそれなりに楽しく過ごせました。
到着後はとりあえず晩飯を食いにブラ~っと。ホテルは桂林中心広場横の「桂林杉湖大酒店」(この日で248元/室)でしたが、ちょうどその広場の裏側が「正陽歩行路」という歩行者天国のようなエリアで、そこの路面でテキトーに。とりあえずは桂林の特色菜をということで「米粉」を食べましたが、ボク的には・・・でした。
いざ、本命の「漓江下り」へ

さて翌日はチェックイン前に予約した団体の1日周遊に参加。送迎、船での漓江下り、昼飯、第2の目的地「阳朔(YangShuo)」での観光がセットになって380元/人でしたのでとりあえず良しかと。
朝は8時前にホテル前にお迎えがきてそのまま波止場へ。さすがに春節休みということで他方から旅行に来ている方々も多かったようです。ありがたいことにそこそこのお天気で気持よく漓江下りをすることが出来ました。所要時間はおよそ5時間。ちなみに当日の日中の最高気温は26度と、北京で言えば9月並の暖かさでしたね。

水路でおよそ83kmの漓江下りを終え「阳朔(YangShuo)」に到着。お迎えのバスに乗ってまずは「月亮山(YueLiangShan)」を見に。とは言っても移動中の道端に止められ、そこから写真なんかを撮ってくださいね~、と。うまい具合にその前はおみやげ屋で、中国ではよくあるパターンですね。
その後さらに移動し、「鑑山寺(JianShanSi)」へ。中では写真撮れなかったのですが、仏像が多く祀られていました。チョットびっくりしたのは中でお坊さんが数人おり、順番に手相なんかを見てくれるというもの。どうやらいろいろ話をしてその後違う部屋へ連れて行かれるヒトも。コレもなんかうさんくさく、お祓いをしましょう、なんて言ってボッタクられてるんやないかな~、と。
そしてそのまま向かい側にある「大榕树景区(DaRongShuJingQu)」へトコトコと。まぁココは公園の一種ですね。さほど長くはいられません。
この後、さらにもう一箇所周る予定でしたが、このツアーはそこを回って桂林へそのまま戻るスケジュールなのでココで抜けることにし、ホテルへ向かうことにしました。
阳朔(西街)に到着!

阳朔ならココでしょ!と言う「西街」エリアにホテルを予約。ホテルの名前は「竹林度假酒店」。(この日で498元/室)正直そんなに期待していたわけではなかったのですが、ココのホテルにはチョットびっくり!なんとワンルームの中にドでかいジェットバスがあったんです。バルコニーにはブランコがあったりと、なんかゆっくりさせてもらえる空間でしたね。もし皆さんが阳朔に行かれるのなら是非オススメです!

チェックインのあとはいつものように街ブラ。この「西街」も古城的な街で当然歩行者天国になっています。おみやげはもちろん、食事からBar、Clubなどなど遅くまで賑わっていますね。
室内より路上で食べるのが好きなのでそれらしきところを選び、桂林名物の「啤酒鱼(PiJiuYu)」を。元々日本人は川魚に慣れていないこともあるのであまり美味しいとは感じないのでは。ボクもやっぱり海の魚がいいですね。
その後ホテルに戻り、1階にあるBarのガーデンで飲んで今日はおやすみ・・・。
阳朔での移動手段はハードルが高い!?

3日目は元々予定を立てずにいたのですが、18時までには桂林へ戻らないといけないのでドコに行くかを検討した結果、桂林までの道中(阳朔から北へ15kmほど)にある「世外桃源(ShiWaiTaoYuan)」へ行くことに。
ホテルの近くにバスのりばがあるので待っていましたが、ココの公共のバスは黄色い12人乗りの電気自動車。待っていてもなかなか乗れません。しかもココ阳朔はタクシーが走ってない!?
なるほど、このエリアはバイクリヤカーが市民の足になってるんですね。ということで、まずはバイクリヤカー捕まえて長距離バスの駅まで移動。この辺はその土地ごとの慣習を察知して行動しないとなかなか大変ですね。やっぱり外国人にとって地方への個人旅行の場合は難易度が高いです。
さて6元/人のバス代払ってやっとのこと「世外桃源」に到着!ココは一種のテーマパークみたいなもんですかね。船に乗ってグルっと回ってお屋敷を抜けて戻ってくるといった感じ。ちなみに所要時間はおよそ2時間程度、门票(入場料)は70元/人です。
〆は「象山公園」で。

そこからまたバスを捕まえ桂林へ。中途半端に時間が余ったので、桂林駅の近くにある「象山公園」へ。ココは岩山に穴があいて象の鼻のように見えるという観光地。フランスにも似たような観光地があって友好関係があるそうです。しかし中国にはこういった「穴が開いた」自然が多いですね。あまりにも多いのでホンマに自然なん?とも思ってしまいますが・・・。

ということで、2泊3日でしたが十分に満喫できた桂林旅行でした。欲を言えば阳朔に滞在できればゆっくり出来たかな~、と言った感じです。中国に住みだして来月で丸11年。一度入ってみたかった「桂林」へ行けてよかったな、と思っています。
でもこの桂林ってまだ世界遺産にはなっていないようですね。いずれはそうなるのかな、と。とにかく気になったのはこんな地形の街はドコにもないんでは?と。とにかく町中でさえも普通に数十メートルの岩山がボコボコあるんですよ。その間を抜けるように道を作ったり街を作ったり。どうやってこの山々が出来たのかがスゴく気になって仕方がない旅行でした。
少し調べてみましたがこういった地形を「カルスト地形」と呼ぶらしく、実は3億年前、桂林は海の底にあったそうです。旅行に行かないとこんなことも気にならなかったんですけどね。
皆さんも機会があればぜひ一度言ってみてください。あ~っ、でも出来ればツアーに参加したほうが楽でいいかと思いますよ。
【桂林の参考サイト】
▶ 桂林特集
▶ 桂林の地理と歴史
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